医療療養型病床 ryoyo
医療療養型病床のご案内
在宅復帰にむけての療養を強化『在宅復帰機能強化型療養病棟』
医療機関各位
平成28年5月より、当院の療養病棟は強化型療養病棟と拡充され、現在31床で運営されております。
急性期病院にとりましては、在宅復帰率の維持・向上に御苦労されていることと拝察いたします。 当院の強化型療養病棟への入院は「在宅」扱いとカウントされますので、 是非当院の強化型療養病棟を御活用くださいますよう、御案内申し上げます。
◆入院対象
原則、医療区分2・3に該当する患者様を対象とさせていただいておりますが、 詳細については下記の受け入れ条件をご確認ください。
空室状況によっては医療区分1の方も検討いたしますので、ご相談ください。
◆入院期間
入院期間は病状、医療区分によって異なります。原則は6ヶ月です。
◆受け入れ条件
気管切開 | IVH | 在宅酸素 | 呼吸器 | 感染 | 認知症 |
※○ | ※○ | ○ | × | ※△ | ※○ |
胃瘻 | 鼻腔経管 | 褥瘡 | ストマ | 難病 | ターミナル |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ※○ |
入院までの流れ
- 01
- 入院先の病院からの情報提供(診療情報提供書、ADL表等の患者情報)
- 02
- 当病棟医師による、診療情報提供書での病状確認
- 03
- 入院判定会にて、受入可否決定
- 04
- ご家族との面談(病棟見学)
- 05
- ご家族と院長の面談
- 06
- ご家族及び、入院先のケースワーカーと、入院日の調整
- 07
- 入院
※病棟見学のみは実施しておりません。
看護方針
病状・食事・入浴等、雑々な問題を抱えられ、長期医療療養を余儀なくされている患者様のほとんどが、自宅での生活を願われている事と思います。
私達は『人が人らしく生きる為に』を合言葉に、医療・看護・介護それぞれのスタッフが連携を図り、患者様が苦痛なく穏やかに入院生活が送れるよう最善を尽くし、援助させて頂きます。
また、長期療養中の患者様に、医療だけでなく、穏やかに過ごして頂く為の幅広いサポートが必要と考えます。
幅広いサポート体制
1.ベッドサイドケア
出来る限り患者様の側にいて、 必要とされる援助を提供することを心がけます。
2.ベッドバス・入浴
蒸しタオル等で体を清拭することで身体を清潔に保ち、爽快感を与え血液の循環を促します。医師の指示により、 週2回入浴日を設け、体の清潔だけでなく精神的安定も促します。
洗髪、ひげそりも病態を見ながら適時実施します。
3.口腔ケア
口腔は、湿度の為に細菌繁殖の原因となる部位です。
細菌におかされると、食物を誤って飲み込んでしまうだけでなく、 刺激に対する反応が低下してしまいます。
唾液と共に口腔の細菌が肺に入り込んで肺炎になる事もあります。 機能改善と食欲増進の為に、爽快な生活が送れるようケアします。
4.褥瘡予防と治療
エアマットを使用し、皮膚を清潔に保つ事に務め、日本褥瘡学会の指針に従い治療致します。
5.食事について
栄養摂取に関しては、個別対応で栄養管理を行い、療養生活中のゆとりある食生活の重要性を鑑みて、週1回の選択メニューとイベント食で対応していきます。